別名 | タッピングねじ1種、タッピングネジA種、タッピンネジ1種 |
英語名 | Tapping Screws Type A |
中国語 | 自攻螺丝,自功螺钉A |
JIS | JIS B 1122 |
*ここでの別名・英語・中国語名共に一般的な名称ですが、使われ方が違う場合もありますのでご注意下さい。 |
タッピングネジは部材にめねじが切られていなくても締結が可能なネジで部材に直接締結します。 タッピングネジには1種以外にも2種や3種と種類がありますが、1種は主に部材が木材・薄鋼板(板厚1.2mm以下推奨)・ハードボード等の場合に使用されます。 タッピングネジ1種は先端が尖っており、タッピング1〜3種の中では一番ピッチ(ねじ山とねじ山の間隔)が粗いのも特徴です。 |
また頭部の形状は小ねじ同様にナベ頭・皿頭・トラス頭・バインド頭・丸皿頭など様々な形状がありますが一番多く使用されるのは以下の3種類です。
木ネジ(もくねじ)の代わりにタッピングネジ1種が使用する事も可能です(木ネジはタッピングネジの代わりには使用できません)。 |
◆タッピングネジ1種を使用する際に推奨される下穴の径
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看板(タッピング1種トラス) |
タッピングネジ1種は小ネジ類と並んで一般の人が日曜大工を行う上でよく使用され多くのホームセンターでも取り扱いがあります。 用途の近い木ネジは基本的に木材にしか使用されないのに対して、このタッピングネジ1種は薄い材質であれば金属の材料を止めるのにも使用される為、幅広く使用されています。 |
タッピングネジの頭部に使用される形状は小ネジ類と同じ為、締結した後の外観では小ネジなのかタッピングネジなのか判断する事はできません。 しかし、部材の後ろ側にナットが使用できない場合や部材にタップ(めねじを作る事)を立てられない場合など、実生活の中でも数多くのタッピングネジ1種が使われています。 |
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ねじの呼び径(d) | 2 | 2.3 | 2.5 | 2.6 | 3 | 3.5 | 4 | 4.5 | 5 | 6 | 8 |
頭部径(Φdk) | 3.5 | 4.0 | 4.5 | 4.5 | 5.5 | 6.0 | 7.0 | 8.0 | 9.0 | 10.5 | 14.0 |
頭部高さ(k) | 1.3 | 1.5 | 1.7 | 1.7 | 2.0 | 2.3 | 2.6 | 2.9 | 3.3 | 3.9 | 5.2 |
単位(mm) |
ねじの呼び径(d) | 2 | 2.3 | 2.5 | 2.6 | 3 | 3.5 | 4 | 4.5 | 5 | 6 | 8 |
頭部径(Φdk) | 4.0 | 4.6 | 5.0 | 5.2 | 6.0 | 7.0 | 8.0 | 9.0 | 10.0 | 12.0 | 16.0 |
頭部高さ(k) | 1.20 | 1.35 | 1.45 | 1.50 | 1.75 | 2.00 | 2.30 | 2.55 | 2.80 | 3.40 | 4.40 |
単位(mm) |
ねじの呼び径(d) | 2 | 2.3 | 2.5 | 2.6 | 3 | 3.5 | 4 | 4.5 | 5 | 6 |
頭部径(Φdk) | 4.5 | 5.2 | 5.7 | 5.9 | 6.9 | 8.1 | 9.4 | 10.6 | 11.8 | 14.0 |
頭部高さ(k) | 1.20 | 1.40 | 1.50 | 1.60 | 1.90 | 2.20 | 2.50 | 2.80 | 3.10 | 3.70 |
単位(mm) |
通常一般品のタッピングネジを表現する時には「材質」「表面処理」「ねじの種類」「ねじ部の呼び径」「ねじ部の長さ」で表現する場合が多いと言えます(例;「ステン生地タッピング1種4X10」の場合、材質「ステンレス」,表面処理「無し(生地)」「タッピングネジ1種」のねじ部呼び径(ねじの直径)「M4」の長さ(図面上Lの長さ)「10」となります)。
材質/表面処理 | 種類 |
ステンレス/生地 | ナベ頭 タッピングネジ1種 M2〜M8 |
皿頭 タッピングネジ1種 M2〜M8 | |
トラス頭 タッピングネジ1種 M2〜M8 | |
鉄/ニッケル | ナベ頭 タッピングネジ1種 M2〜M8 |
皿頭 タッピングネジ1種 M2〜M8 | |
トラス頭 タッピングネジ1種 M2〜M8 | |
鉄/三価クロメート | ナベ頭 タッピングネジ1種 M2〜M8 |
皿頭 タッピングネジ1種 M2〜M8 | |
トラス頭 タッピングネジ1種 M2〜M8 |